色々なデバイスとリアルタイム同期する Cloud Station
- 2017/10/20
- 機能紹介
- Cloud Station
オンラインストレージサービス
Google DriveやOneDrive、Dropboxといった、オンラインストレージサービスを利用している人は多いのではないでしょうか?

Google Drive

OneDrive

DropBox
これらの便利な使い方として、パソコンとオンラインストレージとの同期がありますね。もちろんオンラインストレージサービスも便利で使い勝手もいいのですが、どうしても容量の制限や、同期するユーザー管理の点で不便なことが出てきます。
Dropboxでは無料で使用できる容量は2GBまでですし、OneDriveは5GB、Google Driveは15GBまでとなります。
これらを解消できる可能性があるのがSynology NASの機能であるCloud Stationです。
Cloud Station(クラウドステーション)
Cloud Stationは自宅やオフィスにあるSynology NASと、色々なデバイズ(パソコン、モバイルデバイスなど)を常にリアルタイムで同期します。
これにより少しの設定で、下記のようなことができます。




基本的な機能としては、NAS上の指定したフォルダと、指定したパソコンのフォルダとをリアルタイムに常に同期します。(もちろんネットに接続されている時のみです)
例えば、NASに営業日報のフォルダを作り、それを全社員のパソコンの営業日報のフォルダに同期設定をしておきます。Aさんが自分のパソコンで営業日報を更新すると、NASの営業日報ファオルダが更新され、そこから全社員のパソコンの営業日報フォルダの中身が更新されます。このように常に指定したフォルダの内容が同じになります。
Synologyだから実現できること
ファイルのバージョン作成
デフォルトで最大で 32 個のバージョンを維持することができます。これにより32世代前まで遡って、誤って削除したドキュメントを復元することができます。 サイズは大きいが、それほど重要ではないビデオファイルを定期的に同期したい場合は、共有フォルダのバージョン数を低く設定して、ストレージのスペースを節約できます。
選択的同期
別のデバイスと同期したいフォルダを別々に、ファイル形式やサイズに基づいて手動で、あるいは自動で選択します。小さいが重要なファイルはスマホに、作業中のドキュメントは PC に、その他大きい営業報告書やマーケティング資料などは支店の DiskStation にと、選んで同期することができます。
暗号化
重要なデータをプライベート クラウド(NAS)に保管するのか、パブリック クラウドに保管するのか悩むところですが、Cloud Station で同期したフォルダは DSM 上で暗号化できますので、プライベートキーなしに誰もそのコンテンツにアクセスすることはできません。セキュリティーも万全です。
DiskStation 間で同期する
複数の場所に営業所がある会社の場合、NAS サーバー間で双方に同期することが、大きく扱いにくいファイルを共有する上で理想的な方法となります。社員は帰宅しても、Cloud Station が最も信頼性の高い方法でペアリングした NAS サーバーや海外のオフィスにあるデバイスの間で同期を続行します。
同期ログ
同じファイルを複数の人が編集する場合は、誰がどのデバイスからどのファイルを編集、削除、または復元したかを追跡できることが重要となります。 Cloud Station では、誰がいつファイルを編集・削除・復元したかをログとして収集します。
Windows ACLのサポート
大型のコラボレーションになると、詳しいアクセス権を指定する機能が必要となります。Windows ACL を使ってユーザーの読み取り権、書き込み権、管理権をそれぞれのファイルに指定すると、あなたが指定したとおりにファイルがユーザーの PC やモバイル機器に同期されます。
この機能は、使いようによっては色々な可能性がありますね。